人の役に立てば不機嫌にならない

いつも機嫌よく生きるこつ

不機嫌になる大きな理由の一つは、自分のなしたこと、自分の産んだことが人の役に立っていないと感じることだ。だから不機嫌な老人がいる。(中略)   したがって、いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、誰かの役に立つことだ。そのことで自分という存在の意味が実感され、これが純粋な喜びになる。

『超訳 ニーチェの言葉』(白取春彦 訳)より

「不機嫌な老人」はこうやって生み出されているのか!」というくらい衝撃だった。

世の中に関わっていないから、人の役に立つこともない。それで不機嫌になっていき、「今の若いもんは・・・」発言や、「自分が若かったころはもっと・・・」発言が出てくるという仕組みなのか。

それならば、まずそのことを本人に教えてあげられたらいいのだけど、人の話は聞かないだろう。特に年下の人からの助言は。

ボランティアなどで、世間と関わり人の役に立つことができれば、不機嫌から脱出できるかもしれないが、そもそも、老人なのでその体力がなかったら無理だ。

老人に限らず、不機嫌になるメカニズムは若い人でも同じことだという。若い人だとまだ社会の役に充分に立っていないというジレンマから不機嫌になったりするそうだ。

不機嫌になる理由はもっといろいろあるだろうけど、こういう理由もあるんだな。やっぱり働いて人の役に立つことは大事なんだね。

定年になって「やっとこれで好きなことができる!」とワクワクしていた人が、数ヶ月後にはワクワクした気持ちはどこへやら、すっかり年老いてしまい、家族からは「ぬれ落ち葉」とか言われたりするからなあ。

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