『ヒポクラテスの誓い』中山七里

解剖医と刑事が組んで事件を解決していく。
法医学の権威と言われた光崎教授、アメリカ人のキャシー、そして研修医の真琴。
前者二人は、三度の飯よりも死体を愛する解剖医であり、マジメな死体愛好家なのであった。

不審死を遂げた死体を解剖し、本当の死因を突き詰め事件を解決する解剖医と刑事。

生きてる人間は平気でウソをつくが、死体はウソをつかない。

解剖することによって自殺だと処理されたものが他殺だったと判明するので、遺族が「これ以上切り刻むなんて」と解剖に反対すれば、殺されたも者は浮かばれない。

以前にも上野正彦氏の『死体は語る』『死体は生きている』を読んだことがあった。
こちらは実際の解剖の例がたくさん紹介されている。
死んでいる人間は雄弁に真実を語ってくれるという。

死体は興味深い。

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