今読んでいる本の下巻を探しにフックオフへ行ったら、それがなくて、代わりに見つけたのがこの本。
コンビ二の店員として18年間勤務し続けている変わり者の女性の話。
他の職業に就こうとしても、どうしてもコンビニの仕事から離れられず、世間からは、この年で、独身で就職もせずアルバイトで暮らしている女として、奇異な目でみられている。
ある日、アルバイトで同年代の男性が入ってくるが、理屈ばかりこねてすぐに辞めてしまう。
その男性と、またバッタリ会い、お互いの利害関係の一致として驚くことを提案する。
ブックオフで出会いのあった、なかなか面白い本だった。
変な人が出てくる小説や漫画をみると嬉しくなるのは、自分も変でいいんだという安心感があるからだろう。
第155回芥川賞受賞作品。
リンク