『未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし』りっつん

この著者は、もともと59歳の時にブログを始めて、それが人気となり、3年目に書籍化までになった。

38歳で未亡人になりながら、二人の子供を大学まで育てあげた。
若くして未亡人になった彼女。·仲良しの夫婦連れを見て「なんで私だけが」と思うこともあったそうだ。
でも自分が今感じてることは、人類始まってこのかた、いろんな人が味わってきたことであり、
自分が初めてではない、人類初ではないと分かり、気持ちを持ち直していく。

だが、お金の不安はついてまわる。
小学生だった息子が、遠足の費用を出していないと担任から連絡があった。
小学生であっても、うちは友達より貧乏で金が出せないと思ったのだろう。
父親がないないばかりか、お金の心配まで子供にさせてしまった。
この一件から、子供には一切お金の話はしないと決めたそうだ。
夫の残してくれた貯金と生命保険金には手をつけず、これは息子たちの大学費用にと大事にとっておき、
自分の稼ぎと遺族年金だけでやりくりしていた。
そんな暮らしの中で、もしも子供たちが自立できなかった場合は、未亡人の老後リスクは、両親そろっている人の2倍にもなる。
そう考え、息子たちには、大学を出たら絶対に面倒を見ない。家からは出て行ってもらう。
その代わりに自分も一人で生きていくつもりだと伝える。

親離れ、子離れをやりとげなければ、未亡人の老後リスクの危機にさらされるのだ。
未亡人で二人の子供を大学まで育てあげたならなおさら、子供に頼ってしまいそうだが、ここは親離れ、子離れをしようと決める。

「1円も残さなくていいからね、かあさんが人生を楽しめるように全部使いきってください。逆にもしかあさんにお金がなないとわかっても、仕送りは1円もしないつもり。
家計管理・資産運用の方法は教えるけど、家計は別だから。お互い自立した大人なのだから。」
と、息子に言われる。

家計簿を見直し、「基礎生活費」と「ゆとり費」に分ける。
ゆとり費は、働いてまかなう。稼ぐ楽しみを手放さず、同時に娯楽費として使う。

子供を頼らず、自立して生きていこうとする姿勢に共感する。
子供の世話になる生き物は人間以外にないので、本来全ての生物は自立していないといけないのだ。

著者は、59歳の時にブログを始めて62歳でそれが書籍化までしたので、人生何を始めるのにも、遅すぎることはないということを教えてくれる。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク