カスピ海ヨーグルト

20年くらい前になるのだろうか。昔、子供が小さかった頃に、カスピ海ヨーグルトが流行った時があった。
どなたかから、小さなタッパーにいれたカスピ海ヨーグルトをいただいて、それを種にして、どんどん増やしては食べ、増やしては食べていた。
牛乳を入れてかきませておくだけで、常温でいつの間にかヨーグルトができているのだから、今から考えるとすごいことだ。
それからというもの、何年も作ったヨーグルトを菌にして、際限なく作っていたが、いつのまにか、なくなってしまった。
また思い出して作りたいと思ったのだが、あれくらい強い菌が手に入らない。
この市販の菌ならスーパーで売っているが、何度も作っているうちに、だんだん菌が弱くなっていくので、新しい菌を買って作り替えなければならない。
昔の強い菌を知っていたので、これにはあまり魅力を感じずに、ずっとカスピ海ヨーグルトからは遠のいていた。
しかし家族はヨーグルトを食べるので、その都度買ってくる生活になった。

それが、またいろんなヨーグルトを作ってみたくなり、ヨーグルトメーカーなるものがあることを知った。
牛乳パックをそのまま入れて温めて作るのが面白く、購入することに。
しかし、送られてくるのが1ヵ月くらい後なので、自分で牛乳パックごと湯煎で温めて作るという無謀なことをした。
お湯が冷たくなっても、また温め直したり、かなり適当にしていたけれど、温めれば固まるもので、なんとか2パック分作った。
そんな作り方でも、酸っぱくなくまろやかな味で美味しいのが出来上がった。

ヨーグルトメーカーが届くのを待てばいいものを、以前見向きもしなかった、市販のカスピ海ヨーグルトの菌をスーパーで見つけて購入、そして作ってみた。
今は5月で気温的には、暖かさは足りないが、28時間ほどで無事に固まってくれた。
さすが、カスピ海ヨーグルトは常温でできるという手軽さはポイント高い!
出来上がったので、ちょっとだけ冷蔵庫に入れて冷やして、さっそく食べてみた。
酸っぱさは少しあるけど、できたてほやほやでまろやかさがあって、何もつけずに食べても美味しかった。
できたものを使ってまた作るので、別の容器に少しだけ取って保管する。
作ったらすぐできるので、無くなりそうになった時に作っても間に合うだろう。

次はヨーグルトメーカーで作る楽しみがある。



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