綾辻行人さんの『暗黒館の殺人』1巻〜4巻。 館シリーズ7作目になるが、前6作の登場人物と微妙に絡みがあるので最初から読んだ方がより楽しめると思う。
分厚い文庫本4冊あるので、読み始めるまでがちょっとした勇気が要ったが、大雪で仕事がに丸二日休みになったので、エイっと読み始めた。
1冊目はまるっきり殺人が行わなれないが、これから始まる不気味さの魅力でグングン読み進める。
2巻からは「ダリアの祝福を」「奇形の美少女」と「異形の少年」「食したまえ、この肉を」など、不気味なワードが出てくるのもまた魅力的。
推理小説は最後の一行、もしくはたった一言で、今まで思い描いていた世界がガラッと変わるので衝撃を受けながらもまた始めから頭の中で組み立て直したりする。
この本の場合、「館シリーズ」を最初から(『十角館の殺人』)読んでいた方がその衝撃は大きいだろう。
館シリーズはあと『びっくり館の殺人』と『奇面館の殺人』(上下)があるのでまだまだ楽しみは続く(^^)
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