米澤穂信の古典部シリーズ

米澤穂信の古典部シリーズ5冊目『ふたりの距離の概算』

奉太郎たちの高校の古典部に、新入生の女の子が1人入ってくる。
和気あいあいとしていたはずなのに、なぜか突然、彼女は古典部をやめると言い出す。
入部締め切りがマラソン大会の日であるために、マラソンを走りながら、その謎を解くことになる。
先に出発したクラスの奉太郎は、わざとペースを落として、別のクラスの千反田が走ってくるのを待つ。
話を聞きながら、最後に、やめると言い出した一年生と合流して、謎を解き明かす。
ゴールまであと何キロメートルという目次で話は進んでいく。


この表紙を裏返したら、なんとアニメバージョンの表紙になっていた!

このアニメ、実は去年、放火事件があった、京都アニメーション制作だった。

個人的に私は千反田えるという同級生にも後輩にも丁寧な言葉遣いをするヒロインが大好きなので、アニメ版もぜひ見てみたい。

6冊目『いまさら翼といわれても』

古典部の4人のそれぞれの物語になっている。
奉太郎の信念『やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に』という言葉が古典部シリーズ全巻とおして出てくるが、その理由について語る場面がある。
それは小学生の時の切ない体験からきたものだった。
そのほかにも、千反田えるの戸惑いなど、話しはごく日常的にもかかわらず、一つ一つが丁寧に描かれていて好感がもてる本だった。


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