去年、声帯ポリープができたことがきっかけで気管切開をしたが、それ以来、皮膚のつっぱり感と異物感が取れずに、我慢して一年近く過ごしてきた。
でもこれはもしかして、喉の内側が腫れてきて気道が狭くなっているのではないかと想像し始めるといてもたってもいられなくなり、何をしていても集中力がなくなり、このままストレスを抱えたままでは精神的にもダメだと思い、次の検査に踏み切った。
声帯までなら、耳鼻咽喉科で鼻からチューブを突っ込んですぐに診られるのだけど、その下の気管支になると、気管支外科の分野になるそうだ。そして、大変な検査と言われる【気管支鏡検査】になる。
耳鼻咽喉科の先生からも「ちょっと我慢してもらわないといけないけど」と言われ、私がビクつくと、「みんなやってますからね」と。
まあ確かに苦痛を伴う検査であっても、しなければならなくなったらみんなやらざるを得ないだろうけど。
そして一度、気管支外科を受診したのだけど、肝心の検査という話になってくると、怖くなって「考えさせてください」と逃げてきたのだった。
もし呼吸器に問題があれば、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音がするけど、それは無いし、今すぐ呼吸がどうのこうのという話ではなかったので、様子見させてくださいと一旦は逃げ腰になり帰ってきたのだった。
どうしても気管支鏡検査に抵抗があったからだ。
まあただのビビリなんだけど。
(続く)