勉強好きな子に誘導していく方法

私は一般的にいう分かりやすい教育ママではないのだが、みんなに分からないように、密かに教育熱心だったことを告白する。

小学生なら私でも勉強を教えられると思い、塾の類には行かせなかったので、傍目にも教育熱心な人には見られていなかっただろう。それに、塾まかせにするのは私の気がすまなかったのだ。

密かに私の自分自身の目で子供の勉強態度を監視し続けていたのだよ。

小学生の時は、「100点取れても当たり前」と思っていた。実際にほとんどのテストは100点だったのだから。

ゲームだけは一切許さなかった。その代わり、本代だけは惜しまずに、ひと月に1万円までなら安い買い物だと買ってあげた。

一時、「ナンプレ」に夢中になっていて、夏休み中、二人机並べてナンプレをずーーーーっとやっていたことがあった。夏休み中である。ひたすら数字と取っ組み合い。よくあんなに集中できるなあと感心したものだった。

漢字検定は、1年生のうちから受けさせていた。問題集を買ってきて、一学年上の漢字も勉強させていた。間違った部分だけを抜き出した「お母さん問題」を広告の裏紙に作ってやらせていた。それでも間違えた漢字は、また何度でも抜き出してお母さん問題に出るので、みんな書けるようになるのだ。

小学3年生になると、「社会」という科目が出てくる。ここで歴史が苦手だった私は、自分の人生をやり直すが如く、子ども達が歴史に興味を持つように、密かに誘導したのである。

それは偉大なる「漫画」だ。

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図書館で「日本の歴史」漫画を始めから数冊づつ借りてくると、なんといっても漫画という食いつきやすい媒体なので、「勉強しなさい」の一言もなく、歴史漫画を自分から読んでいきましたね。

そのうち『ヘタリア』という各国が擬人化された漫画に注目し、さりげなく与えたところ、こにも食いつきましたわ。

そして『銀魂』で、上の子は完全に幕末オタクとなってしまい、横山光輝の『三国志』60巻という壮大なドラマにも夢中に。

そして運命の『動物のお医者さん』。これがきっかけなのかどうか、本人にしか分からない部分はあるのだけど、現在、上の子、獣医の卵。

漫画の影響ってすごいものだ。思い通りに誘導できる。まるで心理作戦のよう。

自分が夢中になった『ヒカルの碁』という囲碁漫画は、囲碁ブームの火付け役になったとされているけど、この漫画を子供たちが読むことはなかった。タイミングなのかもしれない。もしこれを読んでいたらどうなっていたかなともちょっと思う。


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