『リンゴの絆』 木村秋則

「無農薬でリンゴが育っているのはなぜですか?」

木村さんの答えは、「肥料を入れていないからだよ」

「肥料を施して生産ありき」「人は栄養を摂ることで健康ありき」といったような常識は間違っているんだと実証することです。
それらの常識が真実ならば、農学によって農家はどんどん素晴らしいものになっているはずだし、言われた通りの栄養を摂れば、人も健康になって医療費も減っていくはずだと。
しかし現実は逆のことが起こっているので、その方法は間違っているのではないか、と思っていました。
なので、木村さんの自然栽培の方法論に触れた時、「これは逆転の発想で世の中が変わるチャンスだ」と思いました。

人間の体も同じで、栄養をたくさん摂っていさえすれば、健康なのかと言えば、逆なことが起こっているということ。
薬剤投与は殺虫剤投与と同じで、植物も人間も弱らせていく。
殺菌、除菌、抗菌グッズで清潔にしすぎて、かえって抵抗力を失くしてしまうのかもしれない。
少々、賞味期限が過ぎた食材でも、私は気にせず、臭いをかいで大丈夫そうなら、使ってしまっているが、今までそれで家族が具合が悪くなったことは一度もない。
健康食品に振り回される現代人。逆に、健康に無頓着な昔の人の方が体は丈夫だったんじゃないかと。

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