「塩分は摂りすぎてはいけない」ということが今の医療の常識のように言われているけど、実は、ミネラルたっぷりの塩であれば、いくら摂ってもいいのだそうだ。
本当にいけない塩というのは、精製塩(ほぼ塩化ナトリウムだけの塩)のことであり、ミネラルはほとんど入っていない。これを見分けるには、袋の表示に「イオン膜」という表示が入っていたらそれを避ければいい。
逆にミネラル塩というのは、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどが含まれる塩のことだ。
それさえふんだんに入っていればいいのかと思いきや、考えることは他にもある。
天日干ししただけの塩と、天日干しのあと平釜で煮詰めた塩との二つに分かれる。
煮詰めると、濃度が濃くなりミネラルバランスが崩れ、酵素が破壊されるそうだ。
となると、天日干ししただけの塩を選ぶのが理想だが、日本の風土ではそれが難しいので、海外の天日干し塩を探してみると、
【水晶塩】(中国連雲)70種類近くのミネラル含有
【皇帝塩】(中国浙江省)70種類以上のミネラル含有
【カンホアの塩】(ベトナム)
【地中海の天日塩】(イタリア)
【南の極み天日塩】(オーストラリア)
ざっと探すと、これだけ出てきた。まだあるかもしれない。
ネットでしか手に入らないものもあるが、【南の極み天日塩】ならスーパーでも見かけた。
いろんな種類の塩を試してみるのもいいだろう。
せっかくいい塩を手に入れたので、料理に使うのはもちろん、顔の洗顔、頭皮のマッサージ、塩水での雑巾がけ、塩で歯磨きなどをやってみた。すっきりさっぱりする。
ご飯を炊く前に、2合につき一つまみの塩を入れると、塩により沸点が上がり、ご飯がふっくらと炊けるそうだ。これもやってみた。塩のミネラルも摂れるし一石二鳥。
生活にどんどん取り入れていこうと思う。
疲れた時に塩をなめるのもいい。いい塩ならいくら摂っても高血圧にはならないし、逆に塩が不足すると脳卒中、心筋梗塞になるそうだ。
※『長生きできて、料理もおいしい!すごい塩』白澤卓二 参照
この本によると、生理食塩水を点滴に使うが、これは要するに塩水のことなのだそうだ。
人間の血液に水や空気が入ると死んでしまうが、塩水になると話は別だ。
動物実験で、血液の代わりに海水を輸血したところ、治ってしまったのだそうだ。
胎児は羊水に浮かんでいるが、その羊水は海水と同じ濃度。
血液に海水をいれても生きられるどころか治ってしまうのには驚いた。
しかし、この発表は学会で猛反発されたそうだ。
そんなことをしたら薬が売れなくなるからなのかは分からない。
それくらいに海水(塩水)は体にいいということだ。
「海に入ればその年は風邪をひかない」とか「サーファーにはハゲはいない」とか言われているのもうなずける。
塩はミネラルの塊。排出されるので、摂りすぎに気を付けることなく、どんどん体に摂り入れていこうではないか!
私の好みで、天日干しで作られた塩のリンクを下に貼っておくので参考にしてほしい。