『人は話し方が9割』永松茂久

本屋に山積みになっていたベストセラーなので前からチェックしていた。
図書館に予約して何か月も経ってからようやく手元に来た。
付箋をつけた部分をザザーっと抜き出して私の感想を交えてまとめてみる。

①人の心は「意識」と「無意識」でできているので、「無意識の力を使う」ことを勧めている。
トイレ、スマホなど、いつも目にしている場所に、大事なキーワードを貼って見られるようにしておく。

②人を褒めるときに「やっぱり」という言葉を使うと効果的。
「やっぱりあなたはすごいなあ」といわれると、その「やっぱり」が、普段からそう思っていたことが伝わるので、相手にとっては嬉しい。「やっぱり」の効果は案外すごい。

③人は誰しも自分が一番大切なもの。なので、名前を呼ばれると嬉しくなるので、頻繁に呼ぶのがいい。

④人は勝手に楽しんでいる人に巻き込まれたくなる生き物なので、人を説得しようとするよりも、自分が先に楽しんでしまう方が相手を説得できる。
楽しそうにしている人に引き寄せられていくからだ。
これは子供の教育でもそうだけど、親が子供に無理やり何かをやらせようとするよりも、親自身が楽しんでやっていると、子供は興味を持ってやり出すものだからだ。

⑤人は笑わせてくれる人より、一緒に笑ってくれる人が好き。
笑わせてくれる楽しい人もいいかもしれないけど、自分が笑っているときに、同じ感性の人と一緒に笑っていることに幸せを感じるものなので。ユーモアのセンスが違うと寂しい。

⑥口は悪いけどいい人なんていない。
口から出ることは、その人が頭の中で考えているから出るのです。
オレンジをいくら絞ってもオレンジしか出ないように、心の中にない言葉は口からは出てこないのです。

⑦肩書き・立場によって話し方を変えない。
自分には丁寧なのに、レストランの店員には横柄な口をきく友達や恋人がいたらどう思うだろうか。
その人を見る目が変わってしまい、この人は人によって態度を変えるんだと警戒してしまうだろう。
人は、あなたの話し方を意外と見ている。
なので、職場でも、上司に対しても部下に対しても、同様に丁寧語で話す習慣にしてしまえば、何も話し方に悩まずにすむだろう。
「あの人には敬語なのに、私にはタメ口なのね」と口に出さずともそう思われてしまうので、私は職場では丁寧語で統一するようにしている。

⑧「4Dワード」を連発しない。4Dワードとは「でも」「だって」「どうせ」「ダメ」
これら4Dワードを連発する人は嫌われます。
言葉のクセは、人格のクセです。知らないうちに、ネガティブな人という印象を持たれてしまいます。

⑨悪口は、言わない、聞かない、関わらない。
悪口が好きな人や批判が趣味のような人はいるものです。そういう時はあえて、別の話題を振り、話が嚙み合わない感じを演出すればいいのです。
波長の合わない人とは付き合うのは自分自身を否定することになるので、付き合わないことです。

⑩言葉の意味ではなく、その奥にある感情にフォーカスする。
言葉だけ拾ってもコミュニケーションにならないし、関係性が壊れることもある。

⑪話し方の究極のスキル「(相手の方が)幸せでありますように」
「幸せでありますように」と祈りながら話すと、すべてうまくいく。

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