『1%の努力』ひろゆき

これは私が読んで面白かったことや参考になったことを抜き出した読書記録なので、ひろゆきについてひと様用に語ったものではないが、何か参考になることがあれば幸いと思う。

以下、青文字は本文の抜き出し部分。その下の黒字は自分用のまとめ。

ヒマで面白がってはじめたビジネスがうまく回りはじめ、どんどん規模が大きくなっていき、次第に授業に出る時間が取れなくなる。そして、まずは休学を選択し、やむを得ず中退しているのだ。
これを勘違いして順番を逆にすると悲劇が起こる。

企業して一発当てようと、やみくもに大学を中退して行動を起こしても、うまくはいかない。
うまくいく人は、自分が楽しんでやったことが次第に周囲からも楽しんでもらえるようになり、結果としてビジネスとして成功する。

最初に買ったパソコンは10万円の中古。その10万円の元を取ろうと思い、懸賞サイトに片っ端から応募した。時間をムダにしないために、時間泥棒になるサイト(掲示板やアダルトサイト)は見ないというルールを設けた。

ひろゆきは、けっして裕福ではない家庭で育っているので、富裕層になった今でも、けっして無駄遣いはしない。外食もしない、外で缶ジュースさえ買わないそうだ。
そんなひろゆきにとって、当時の10万円は大金だっただろう。懸賞サイトに応募しまくったのは微笑ましい。
特に関心したのは、「時間をムダにしないために、時間泥棒になるサイトは見ない」ということ。
自分もそうだが、暇さえあればついついSNSを見てしまうこの悪い癖は、自分で自分の時間を泥棒しているので改めたいところだ。

人生の壺に入れる大きな岩に「睡眠」を選んだということは、「サラリーマン生活ができない」ということだ。

この人生の壺というのは、たとえ話で、壺の中に最初に一番大切なものを入れずに、どうでもいいものを入れると、大切なもの(大きなもの)が壺に入らないという意味である。
ひろゆきにとって、人生の壺に入れる一番大切なものは「睡眠」
睡眠を選ぶということは、時間厳守が要求されるサラリーマン生活が送れないということを意味する。
これを、若いうちに悟っていたようだ。

老いるかどうかはストレスの具合による。

ストレスのない生活をしているひろゆきは、いつも笑顔な気がする。
ポジティブなところも良い。

起業してうまくいっている人は、派手な能力ではなく、地味なやりくり能力や総務のような事務処理能力があるのだ。
問題が起きたら、粛々と対応する。そこに、「好き嫌い」の私情を入れる必要はない。

起業している人は、派手な振る舞いばかりしているのではなく、地味な単純作業を淡々とこなしていくのが苦にならない気質も必要だということ。

「ミニマリスト」という言葉が生まれたのは最近の話だが、守るべきものを手放していくと、人は自由になれる。そのひとつの例が、ホームレスであり、江戸時代の芸人、歌舞伎役者もそうだった。彼らはみな、権力の支配を受けなくて済む存在だった。
僕は、そちら側の人間になったのだ。

面白いことを考えつく人は、守るべきものができると、とたんに面白くなくなる。
恋人ができたり、家庭を持ったり、会社で出世したりすると、天才が天才でなくなってしまう。

所有しているもの、守るものが少なければ少ないほど、人は自由になれる。

アルバイトの話にも共通するが、人を相手にしている仕事は、最大のゲームである。人を動かすことほど、試行錯誤が試されるものはないかもしれない。

客商売などのサービス業も人も相手にしているので、その仕事をゲームだと思って観察して仕事をしていくのも面白い。

「なぜ、そんなに物知りなんですか?」という質問の答えは、「予測不可能なものだけお金を払う」ということであり、「知らないことは潰していく」という習慣だったりする。

お金を使うのをひどく嫌うひろゆきが、お金を出すときは、知らないことを知る欲求に従う時なのだ。
知らないことにぶち当たったら、しらみつぶしにそのことについて調べ上げ、納得しなければ気が済まないのだろう。それが人から物知りだと思われる。

世界中どこでも、困ったときには、いい人が助けてくれる。
「なぜ、こんなにもよくしてくれるんですか?」
そう聞くと、「世界中からお客さんが来てほしいから、来た人が「ミャンマーはいい国だ」と思ってくれた方がいい。ミャンマーがよくなるためにやっている」と言った。
タイで応急を見に行ったときに、日本語でガイドをしてくれた人もいる。
「なんでこんなことをしているの?」と聞くと、「ボランティア」とだけ答えて、そのまま彼は帰ってしまった。
ミラノに行ったとき、手にミサンガを巻かれたこともある。
「絶対にお金を払わないよ」と言ったら、「いや、お金はいいんだよ」と返してきた。
最後までミサンガを巻いて、「For Afrika(アフリカのために)」とだけ言って去っていった。

話しかけられたら話は聞く。ただし「お金を払わない」ということだけを強くルールとして決める必要があるが、さすがに「ちょっと悪いことをしたな」と罪悪感が生まれるので、こうやって本に書いて恩返しをしているそうだ。

世の中すべてが「ネタ」
笑い話をいくつ持っているだろうか?
こんなひどい目に遭ったんだよ。」そう言って話せる人が、あなたの周りにいること、それを心から願っている。

武勇伝よりも、失敗した話の方が盛り上がったりしないだろうか?
失敗しても、それを後になって面白おかしくネタにして笑い飛ばすことができれば、それもよし。

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