売るはずだった手作りアクセサリーが

そもそも、お小遣いになればいいなと思って始めた手作りアクセサリー。
SNSにアップすると、それを見た友達が、次々と「私も欲しい!」と言い出すものだから、友達相手にお金を取る気にもなれず、次々にお嫁入り先が決まってしまった。
欲しいと言ってくれるのは嬉しい反面、良いことなのか悪いことなのか。
まあ、試作品レベルでもあるので、売りに出す前に欲しいと言ってくれる人たちにあげるのが、適切なんだろうなと思う。
とは言っても、作るのに最低でも1つ1時間以上かかっているので、手放すのは少し惜しくなってくるという複雑な気分。

この気持ちは、この間読んだ『犬部!』の中で、獣医学生たちが、飼い主のいない犬や猫を保護して、清潔にして餌を与えて、場合によっては病気を治したりして愛情かけて過ごした後に、譲渡会で新しい飼い主に引き渡すときの気持ちに似ているかなとふと思った。
動物の方がモノよりはるかに尊いので、比べるのも変なのだけど、動物が新しい飼い主に引き取られて、幸せになっていくことを、彼らは「卒業」と言っており、嫁入り先が決まったような、めでたいことなので、私の苦労して作った手作りアクセサリーも、欲しいなと思ってくれた人に引き取られていくのが一番モノにとっても幸せなことなのかもしれない。そう思ったら、妙に納得したのだった。

こうして、また手作りアクセサリーをこしらえる日々が続いていく。

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