『なるべく働きたくない人のためのお金の話』大原扁理

『年収90万円で東京ハッピーライフ』の次は同じ著者、大原扁理さんの『なるべく働きたくない人のためのお金の話』を読んだ。

やりたいことってすごく迷うのに、やりたくないことってどんどん出てきて不思議と迷わないので、やりたくないことをやめていったら結果、低所得でも幸せな隠居生活になったそうだ。

趣味は読書と散歩。

本は、普通なら話を聞くどころか、お目にかかることすらできないような社長とか。おもしろい経験をした人の話が、厳選され、編集され、校正され、読みやすくまとめられています。自分がこれと同じ内容をインタビューして聞き出そうと思ったら、時間も労力もどれだけかかるかわかりません。そんな大変な成果が、本なら時間も場所も選ばず享受でき、値段も千円から二千円程度で何度も読めて、しかも電源も要らない、コストパフォーマンスはかなり高いと思います。しかも図書館に行けば無料で借りられますし。

しかも、読書していると、頭がいい人のようにまで見られるというおまけつきだ(笑)

人間関係の強制リセット法
携帯を持つのをやめたら、ただでさえ人より交際量は少なかったのですが、このタイミングを境に、周りから人が波のように弾いていくのがわかりました。携帯を持ってないだけで勝手に人間関係が淘汰されていくなんて、こんなにラクなことはありません。

もともと一人でいることが幸せすぎるの著者なので、それでも大丈夫(^^)

今まで「いいね」してくれていた人たちが、ひとりふたりと離れていき、やがて誰からも見向きもされなくなっていく、それでも続けたいと思うかどうか、問いかけてみてください。迷わずに「続ける」と答えられるなら、きっと大丈夫。それは世間の価値観ではなく、自分の実感によって作り上げられた生活です。

私自身も、「いいね」がなくても淡々とSNSを続けていた時期があって、それでも快適に過ごしていたが、ある友達が全ての投稿に「いいね」をするようになって、逆に鬱陶しく感じるほどだったので、この人の孤独を愛する気持ちはとても共感できる。

私はもう息ができるだけで毎日ありがたいので、欲しいものがそんなに思いつかないからです。

これも共感。声帯ポリープがどんどん大きくなって呼吸を圧迫して手術したことがあったので、「息ができるだけで御の字」という気持ちもよくわかる。

こんな生活、自分とはかけ離れているなあと思われたとしても、あえて自分とは真逆の生き方をしている人の本を読むのもとても面白いものです。


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