『人形館の殺人』綾辻行人

館シリーズの4冊目。
顔のないマネキン人形が屋敷の方々に置かれている。
この屋敷の主が亡くなったのを機に、息子である想一がこの屋敷に移り住む。
まもなく、想一の周りで奇妙な出来事が頻発する。
さすがに怯え始める想一。
自分への謎の脅迫状を前に、過去の途切れた記憶を呼び戻そうとするが、その間にも、身を脅かす事件が続く。

ラストのオチは、こんなのあり?というものだったが、そこに至るまでの話が面白すぎて、どんどん読み進めることができた。
過去に凄惨なことを経験してしまうと、記憶が無くなったり屈折したり、現実と信じ込むほどの妄想もあるのかもしれないなと。

身に危険が迫ってくる恐怖を味わえるという点ではここでも健全。


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