米澤穂信さんの古典部シリーズ

米澤穂信さんの『氷菓』と『愚者のエンドロール』を読み終わった。
古典部シリーズ5冊中の2冊なのであと3冊は追々読んでいこうと思う。
これは殺人の起こらない学園ミステリーなので殺人好きでない人にはいいかと。
殺人が容赦なく繰り広げられていく強烈な『インシテミル』と同じ作者とは思えない。
でも、登場人物の女性が、同級生に丁寧な「です」「ます」調の丁寧言葉を使っているのが、殺戮の『インシテミル』でも、殺人のない古典部シリーズでも、同様に出てくるので、その点が心地よく読書が進められる。
今時、こういう子も珍しいのではないかと思うけど、本人も周りも、それを気にするでもなく会話が成り立っている。
先輩だから敬語を、後輩だからぞんざいな口調をというのがどうしても不愉快なので、誰に対しても敬語で統一するのもいいかもしれない。
後輩だって先輩から敬語で話しかけられて悪い気はしないだろうから。

殺人がないので物足りなさも感じるが、同級生に敬語で会話する女生徒が好きなので、このシリーズあと3冊をあとあとの楽しみに保留しておこう。



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