気管支鏡検査をしました。③

検査は日帰りもできるけれど、私は1泊入院させてもらった。

午前9時半までに病院へ。入院病棟の4人部屋に案内される。

検査は午後2時なので、それまでは自由。昼までは水は飲めるが、昼になったら食事は無し、水もダメ。

1時15分頃、ベッドに横になりながら、ソリューゲンF注 500mlという点滴をした。

次に、咽頭麻酔の吸入を10分くらいしていくうちに、手が痺れてくるが動く。

看護師さんと会話すると、面白いことに声が高くなっていた。

10分前ほどに、お尻に痛み止めの注射をする。

麻酔でクラクラになっているので、車椅子で検査室へ運ばれて行く。

検査室に入ると、もはやぐったりしている私を見て、先生は私が怖くて意気消沈しているのと勘違いしたらしく、「もうこんなになって。これからなんですよ」「喉の麻酔を我慢してもらわないといけないです。途中でやめたは無しですよ」と念を押され、そのまま口から細いチューブを喉の奥に突っ込んで期間の奥につながる麻酔を五、六回した。

喉に突っ込まれるので、オエッとなってしまうので、ここが一番辛いという人もいるそうだ。私の場合は、そこまで嘔吐反応はなかったので、何度かオエッとはなったが、まあ大丈夫だった。

ベッドに寝てマウスピースをされるが、つばが飲み込めなくなったので、自分で外してしまい、先生に「暴れるとカメラが壊れるので動かないでください」と注意され、またマウスピースを口にはめられ、今度はテープで何重にもしっかりと止められてしまった。

きっと呆れられたにちがいない。

「嫌なことをしているので我慢してください」と言いながらカメラを喉に入れる。何か入った気はするが麻酔で感覚なしなので平気だった。

中の様子を見ながら、やっぱりという感じで「大丈夫そうですね」と先生。

途中三回くらい水を気管支内にピュッーっと吹きかけられてゴホンゴホンと咳が出た。先生から「落ち着いて。落ち着いて」と何度も言われる。

出しますよと言われた時はホッとした。

実際にカメラが入ってる時間は10分未満だった。

気管切開の内側に傷はあるが、それが気管を塞いでいるということはない。内部は癒着して、表面の皮膚はツッパリがあるが慣れればいい、こんなものだと。

翌日退院。

やはり同じように唾を飲み込むと違和感あり、粘っこさも感じるが、これが私には普通で大丈夫なんだと思いながら過ごしていけばいい。

検査で異常がないことが明らかになったので、とてもすっきりした。

心配しながらビクビクしながら毎日過ごしていっていたら、今度はストレスで胃カメラ飲まないといけなくなってしまうかもしれない(^^;

辛い検査も、始める前にいろいろ考えすぎて恐怖でやっぱりやめたと帰ってきてしまったこともあったが、これで1つ克服できたと達成感さえある。

やってよかった。安心は他では買えない。

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