『かがみの孤城』辻村深月

図書館で何か月も待ってやっと回ってきた本。

装丁がオオカミの面をかぶった少女が小首をかしげている絵で童話ちっくで美しい。

学校に行けなくなった子ども達が鏡の向こうの世界にひきこまれ一同に集う。

計7人の中学生の男女。

それぞれに様々な理由があり学校に行けなくなってしまった子ども達。

そこにはオオカミの面をかぶった少女がいて、城があった。

城のどこかに隠されている願いが叶う鍵を探し当てれば、1つの願いだけが叶うという。

打ち解けるにも、躊躇したりして時間がかかるので、まどろっこしいなあと思いながらも、まあこんなものかと思い直しながらも読み進めていた。

鏡の向こうの世界からは自由に現実の世界(自分の部屋)戻ることができる。

次第に仲良くなってきた子ども達が、現実の世界で会おうと試みる。お互い助けあえるんじゃないかと。

ところが・・・

これはパラレルワールドなのかと思いきや、まさかの・・・(ネタバレになるので、書けない)

面白い小説は、一気に読んでしまうのがもったいないので、展開に驚きながらも、いったん本を閉じて、あとの楽しみに取っておき、ゆっくり読み進める読み方をしている。

この本は、そういう読書の楽しみができる本であった。


かがみの孤城

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク