ホテルから歩いて5分ほどでたどり着いた壬生寺。
この境内で、新撰組が剣の稽古をしたそうだ。
司馬遼太郎の『燃えよ、剣』を読んだことがあるだけで身近に感じられる。
この地で実際に、あのそうそうたるメンバー達が集っていたと思うと、鳥肌が立ちそうだ。
面白いのは、資料室の年表に、「寺は迷惑を被っていた」とか「馬の乗り入れも禁じられていたのに無視して馬を入れていた」と、書かれていたことだ。
こんなことを、わざわざ書くなんて、本当に迷惑だったんだなあ(汗)
次に向かったのは、本能寺跡。
もちろん当時の本能寺は燃えてしまって跡形もないが、本能寺跡という石碑がある。
向かって左の立派そうなのが、本能寺のお寺さんが建てた石碑。
向かって右側のが、京都市が建てた石碑だそうだ。
そう教えてくれたのが、石碑の向かいに住んでいらっしゃる、村田茂雄さん。
私達が写真を撮っていると、庭作業の手をとめて、やってきて写真を撮ってくださったのだ。
この方はなんと、歴史の本を5冊ほど自費出版されているというという方だった。
旅先の出会いとはこのことか。
次は、また一日乗車券を使いバスに乗り、龍安寺に行くつもりだったが、その直前のバス停が、立命館大学だったので、まずはそこに行くことに。
立命館大学は、娘が国立落ちたらもしかしたら行ってたかもしれない大学だったので、ちょっと興味はあったのだ。
大学キャンパスを散策する。土曜日だったので、人がまばらなのが幸いして侵入しやすかった。警備員さんはいたけど、門をくぐっても何も言われなかった。
立命館から歩いて龍安寺へ向かう。
山道を登ること約10分ちょっとで到着。なんと近いことか!
これが有名な石庭。全体像を一枚の写真に撮れなかったのでこんな感じに。
石は全部で15個。想像ではもっと広いのかと思っていたが、塀に囲まれたまさに「箱庭」という感じだった。
こちらはお座敷。外国人がここでもありがそうに写真を撮っていた。
入口の売店で売られていた色紙。いいこと書いてある。
「私が変われば 世界が変わる」
英語でも。When I change the whole world changes.
次はバスで戻って金閣寺へ。
予定では、ここに来ることはなかったんだけど、やはり来て良かった。
私が中学の修学旅行で来た時は、金箔の修繕中で、金箔が剥げていて全然きれいではなかったのだ。今回、黄金に輝く金閣寺を改めて観られて良かった。
最後に、西本願寺へ行こうと思っていたけど、力尽き、そのまま京都駅へ。
全部で9つも観光できて、バスや電車の乗り継ぎでかなり歩いてけど、天気にも恵まれいい旅ができた。
天気予報では二日間とも雨だったのに、なんと二日間とも晴れていた~!
と最後に自慢しておこう。