人間がコンピューターに支配されてるのか、支配しているのか、半世紀近く前に書かれた小説が現代を言い当てていてすごい。
当時読んでた人は度胆を抜かれただろうし、完全なSF小説だと思ってただろうなあ。
私もパソコンの購入履歴によってアマゾンや楽天から勧められた商品を、勧められるがままに購入しているので、まさにコンピューターに支配されていると言える。
星新一が思い描いた未来世界が現実となっている。
そして、これはコンピューターによって人間が支配されるホラー小説かと思いきや、あれ?という展開になっている。
もしかして支配されていた方が幸せなのか?
現代人は、パソコンを駆使して利用しているようにみえて、逆にパソコンが提供する情報によって支配されていると考えることもできる。
ついに人間がコンピューターに問う。
「神は本当にあるのでしょうか?」