『二月の勝者』高瀬志帆 

「自分は天才」とでも思っているのか?

『灘』に合格したから?

『ラ・サール』が受かったから?

カン違いも甚だしい。

君達が合格できたのは、

父親の「経済力」

そして、

母親の「狂気」

というセリフで始まるこの漫画、とてもそそられる。
特に「母親の狂気」という部分が。

ちら見しただけだが、サッカー少年の前に現れた塾講師が、サッカー選手になれる可能性を語り出す。

受験だと、御三家に受かる可能性2.58%、憧れの難関校くらいまで入れると、10%。
にも関わらず、サッカー選手になれる確率は、約0.21%。

スポーツや芸能・音楽等、才能が物を言う分野は本当に厳しい。
まだ、弁筐の方が努力のリターンが得やすいのです。

説得力のある言葉だ。
「サッカー選手になるんだ!」と頑張っているのは、本当に才能があれば良いが、ほとんどの人が才能のカケラもないままに、やみくもに練習しているだけだ。

確実に身につくもの、点が取れるもの、物になるものというのは、勉強なのだ。

この漫画をツイッターで紹介してくれた、ゆうきゆう先生によれば、これは勉強の分野だけではない。

例えば、ギャンブルだ。確実にお金が入る方法というのがある。

それは「労働」

行けば必ずお金になる、確実にもうかるギャンブルは仕事だ。

しかし人間は、やれば確実に得すると分かっていると興味を失う。

勝つか負けるか!そのドキドキがないと、熱中できないのである。

ドキドキはないけれど、必ず勝つギャンブルを毎日、コツコツこなそうではないか。


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