笑ってはいけない時にかぎって

皆さまは、笑ってはいけない時に、笑いだしたくなるということがないだろうか?
特に、し~んとした、あらたまった場面などで。
例えば、茶道のお点前で、しとやかに正座してお抹茶をいただいている時だ。
そんな時にかぎって、私の目の前に、面白い人が現れてくださる。
外人さんの子供が、苦い抹茶が飲めなくて、それでも頑張って無理やり飲もうとした挙句、とうとう噴出してしまったのだ!
ただでさえ、厳粛な時で笑ってはいけないと緊張しているというのに、目の前の子供が抹茶を噴出してしまったのだ。
私は必死で笑いをかみ殺そうとしていた。ここで噴き出したらきっと収まりがつかなくなるだろう。
笑いをかみ殺しているのが周囲にもバレバレになってきた。しかも、いつまでもいつまでも、収まることなく笑いをかみ殺しているのだ。
そこまで笑うほど可笑しい場面でもないのに、必死で笑いをかみ殺し続けている私はなんなんだ。
「いつまでも笑っているほどに可笑しいことなのか?」と、周りがいぶかり始めているのが分かるだけに、なおさら辛い。
いっそのこと、噴出してしまい、その場を駆け足で退散した方がマシだったような。
これが葬儀の場面だったらと思うと、恐怖である。こんな自分が怖い。とても危険だ。
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